仕上げ磨きの回数・時間は?

赤ちゃんは生後6ヶ月を過ぎると下の前歯から徐々に歯が生えてきます。

お子様の成長を感じられる嬉しい変化ですね。

しかし同時に多くの親御さんは

  • 歯ブラシってどうすればいいの?
  • いつから始めればいいの?
  • 1日何回磨けばいいの?
  • いつ磨けばいいの?
  • 嫌がって歯ブラシをさせてくれない

などの疑問を持たれるかと思います。

今回はこの疑問についてご説明します。

3歳児未満の仕上げ磨きのやり方はこちらの動画を参考にして下さい。

 

歯ブラシの始める時期

まずは仕上げ磨きを始める時期についてです。

歯が生え始めたらすぐに始めてもらうといいです。

低年齢で虫歯になってしまうケースは少ないですが、

「歯ブラシをする」

と言う習慣を身につけると言うことは今後のお口の成長発育に非常に重要です。

仕上げ磨きの姿勢

また、どういった姿勢で仕上げ磨きをするかということも大切です。

歯医者さんでは大人の方でも治療用のイスに仰向けに寝た状態でお掃除や歯の治療を受けると思います。

お口の状況をしっかり把握するためにはこの姿勢やポジションが最も有利な為、現在ではほとんどが水平診療と呼ばれるこの診療スタイルとなっています。

では、子どもの場合にはどうでしょう?

基本的には全く同じであると考えますので、仰向けにゴロンとしてもらい、真上から覗き込むような姿勢で行ってもらうと磨きやすいと思います。

また、お子様が動いてしまいケガをさせてしまうリスクがあるので体を固定して危険の少ない状況を作ることも重要です。

1日何回磨けばいいの?

では、1日何回磨けばいいのでしょうか?

答えは1日に1回は歯の汚れがないキレイな状態を作って上げたいです。

歯が汚れる都度ちゃんときれいに磨いて常にピカピカが理想ですが、それは大人であっても現実的ではありません。

日に何回も磨くけど毎回50点の歯磨きだとせっかく歯ブラシに時間を使っているのにむし歯が出来る可能性が高くなってしまいます。

虫歯や歯周病が進行するには原因の菌が活動するための時間が必要です。

24時間に1回でも汚れのない環境があればではトラブルが起きる可能性は低くなります。

なので1日1回ピカピカになるように仕上げ磨きをしてもらうとよいです。

仕上げ磨きをする時間は?

では1日のうちどの時間帯に磨けばいいのでしょうか?

これは寝る前です。

大人でも子どもでもほとんどの場合、夜寝ている時間帯にむし歯を作ります。

この大きな理由として睡眠時に唾液の分泌量が低下するためです。

唾液には歯をむし歯から守る重要な機能があるので、唾液が多いことは実は良いことなのです。

嫌がって歯ブラシをさせてくれない

「嫌がって歯ブラシさせてくれませんどうしたらいいですか?」

とよくご質問を受けます。

3歳未満のお子様は泣いたり、嫌がったり、なかなかご家庭でしっかり歯ブラシをすることは難しいと思います。

そんな時は歯医者さんで定期的にクリーニングをしてもらうといいですよ。

むし歯の早期発見など、他のメリットもたくさんあります。

困った時は歯医者さんを上手に活用していただければと思います。

まとめ

  • 歯ブラシは歯が生え始めたらすぐに
  • 寝転んだポジション
  • 1日1回寝る前

最初は嫌がって大変ではありますが、彼らの将来の為に頑張って仕上げ磨きをしてあげて下さい。

毎日寝る前には必ず歯磨き、この習慣を早期に身につけておきたいものですね。

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