口周りや舌の筋肉がうまく使えない…「受け口」がひどくなる前の訓練とは

通常の噛み合わせは下の歯が上の歯の内側(後ろ側)に噛みこむ状態正常ですが、「受け口」の場合は逆で下の歯が上の歯の外側(前側)に噛みこむ状態を言います。

受け口の場合は

  • 見た目の問題
  • 発音の問題(舌っ足らずなしゃべり方になりやすい)
  • 虫歯や歯周病になりやすい
  • 嚥下の以上

など、様々な問題につながることもあります。

赤ちゃんは9〜11ヶ月ごろになると上下の前歯が2本ずつ萌出してきます。

この頃にまず、上下の歯の前後的な位置関係が正常かどうか歯医者さんでチェックしてもらうことをお勧めします。

もし受け口だった場合はこの訓練をしたら必ず受け口が治るというわけではないですが、ご家庭で「受け口」を少しでもいい方向に成長させるために出来ることがあります。

受け口対策の訓練方法

0,1,2歳の低年齢の場合は自発的に何か訓練ができる訳ではないのでこの時期の姿勢や寝方、食事のアドバイスを歯医者さんで受けていただくとよいと思います。

3歳以降は少しずつ訓練もできるようになるので、

  • 舌を上顎につけて「ポン!」と音を出すポンピング(舌で上顎を押して上顎の成長発育を促すため)
  • 水を上唇の裏に入れてブクブクうがい(上顎が大きくなりやすいように、外側の唇の緊張緩和のため)

を行って頂くといいと思います。

まとめ

今回は「受け口」がテーマですが、「受け口」に限らず歯並び噛み合わせは小さい時からの色々な要素が関係し良くも悪くもなります、なるべく早い時期に問題が見つかれば対処が可能な場合もあります、気になることがある場合は一度歯医者さんで相談されることをお勧めします。

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